インスタ広告を出稿する目的として、認知拡大や売上アップ、集客が考えられますが、実はインスタ広告を用いて、アカウントのフォロワー獲得も行うことができることを知っていますか?
今回の記事では、インスタ広告でコスパよくフォロワー獲得するにはどうすれば良いのかを5つポイントにまとめて解説していきます。
ポイント1 : 広告の原理原則を理解しよう。
まずインスタ広告でフォロワーを獲得する前に、広告の原理原則を理解しましょう。
まず広告運用を始める際には、
- アルゴリズムを理解する。
- 管理画面の使い方をきちんと理解する。
- KPIをきちんと理解する必要がある。
などなどテクニカルな話になることが多いです。
もちろん、そのようなテクニカルなことを理解することも重要です。
ですが、「広告配信を何のためにしているのか?」ということを理解することが先決です。
つまり、「誰に」「何を」見せて「どう行動して欲しいか?」を考えることです。
とにかく早く獲得することを目標に先走って運用してしまうと、広告予算を無駄に使用してしまい、結局遠回りすることに繋がりかねないので、まずは、「誰に」「何を」見せて「どう行動して欲しいか?」を考えましょう。
ポイント2 : 誰にフォローして欲しいのかを考えよう。
次に、インスタ広告を始めるに当たって、どんな人にフォローして欲しいかを考えることが重要です。フォロワーを増やすことが目的ですが、そもそもなぜフォロワーを増やしたいのかを再度考えましょう。
例えば、20代女性向けのファッション系のECを運用しているのであれば、20代の女性にフォローして貰い、商品やサイトの情報を届けることで売上に繋げることがイメージできます。
自社アカウントで、「なぜフォロワーを増やしたいのか」、「どんなフォロワーを増やして」、売り上げ拡大に繋げたいのかを考えると、広告運用の方針が定まってくると思います。
そして、ターゲットが決まったら、ペルソナが誰なのかを明確にしましょう。
ペルソナとは、自社サービスやプロダクトの利用ユーザー像のことです。
そして、インスタ広告ではターゲティングを細かく設定することができます。
上記のように具体的なユーザー像ができたら、ユーザー像に合わせたターゲティングの設定をしていきましょう。
年齢層や性別、居住地について
インスタ広告では、市町村単位での居住地、性別、18歳〜65歳までの年齢、収入、交際、子供の有無など細かい設定をすることができます。ユーザー像に合わせた設定を行うことで広告効果の最大化に繋がります。
興味・関心について
Instagramでは、Instagram上で行った「いいね!」や投稿などの履歴から、「興味・関心」をターゲティングすることができます。先ほど決めたユーザー像の趣味嗜好や普段の行動をしっかりと汲み取ることができれば、配信した広告にも反応を得られやすいです。
ポイント3 : ユーザーの導線をイメージしよう。
ここまでは、どのようにしてターゲットに広告をリーチするかというお話でした。次にユーザーがどのように動き、フォローに至るのかを考えてみましょう。
インスタグラムのユーザーは普段、次のような行動を繰り返しています。
- Instagramを眺めているときに気になる投稿を見つける。(有効リーチ数)
- 気になるのでアカウントを見に行く。(アカウント遷移率)
- プロフィール画像とプロフィールと投稿内容を見てフォローするかを決める。(フォロー率)
という3ステップになりますね。
そして、インスタ広告を用いてフォロワー獲得を行う場合、①〜③のそれぞれのポイントの効率を最大化することでコスパ良くフォロワーを獲得することができます。
①の有効リーチ数は、ポイント1とポイント2で解説したようにターゲティングをしっかりと行うことで効率を最大化することができます。
②の「アカウント遷移率」と③の「フォロー率」を最大化するためにはどうすれば良いのか次のポイントで見ていきましょう。
ポイント4 : 「もっと見てみたい!更に気になる!」という気持ちにさせるクリエイティブを作成しよう
次に気になる投稿を見つけたユーザーが、自社のアカウントを見に来てくれるにはどうしたら良いのかを解説します。
ユーザーをアカウントに遷移させるポイントは以下の2点です。
- 投稿の情報が有益である。
- プロフィールに遷移したくなる導線が引かれている。
①投稿の情報が有益である
ユーザーがアカウントをフォローする際に意識していることは、このアカウントをフォローしていると、「何かに後々役立ちそう」という感情です。
例えば、「カップルで訪れたい!インスタ映えなたこ焼き屋3選!」という見出しの投稿を見た時、すぐに行くことはないけど、「もしかしたら、次の休みに恋人と行くかもしれない(=何か後々役立ちそう)」だから、もっと見てみよう。という感情になります。
逆に言えば、このアカウント「気にならない」となってしまったら、読み流されてしまい、アカウントには遷移してくれません。
常にユーザーが「後々役立ちそうだから、何かあった時に役立ちそう」だから、「気になる。もっと見ておこう」という感情になるような投稿やクリエイティブを、広告で配信するように心がけましょう。
「そんなこと言われても、どれがユーザーにとって有益なのか何てわからない、、」という方のために、一つアドバイスです。
どれがユーザーにとって有益な投稿かわからない方は、過去の投稿のインサイトを確認してください。(※プロアカウントに切り替えていることが前提になります。)
インサイトは、アカウントのプロフィール画面から、各投稿をタップし、「インサイトを見る」というボタンを押すと見ることができます。
すると、上記のような画面が表示されると思います。そして、画像の赤い枠で囲っている数値を確認してみてください。
この数値は投稿ごとの「保存数」を表しています。ユーザーは、この投稿を「あとで見返したい」「いつでも見れるようにしたい」と思った際には投稿を右下のボタンを押して保存しています。
つまり、有益であればあるほど、リーチ数に対しての保存数は自ずと多くなります。
現状のインスタグラムのアルゴリズムでも「いいねの数」よりも「保存数」が重視されており、保存数が多ければ多いほど、発見欄に載りやすくなり、リーチとフォロワーが増える仕組みになっています。
まず一つの指標として、どんな投稿がユーザーにとって有益と感じられているのか、自社のアカウントを分析してみてみましょう。
②プロフィールに遷移したくなる導線が引かれている。
2つ目は、プロフィールに遷移したくなる導線が引かれていることです。
インスタグラムにおいて、プロフィールに遷移したくなる導線と呼ばれているものは、以下の2種類です。
- 差込画像からのプロフィール誘導の導線
- キャプションからの導線設置
まず、一つ目の「差込画像からのプロフィール誘導の導線」は、投稿の画像の中にアカウントの情報を訴求する画像を差込み、プロフィールへの遷移を促す方法です。
事例;こまちメイク
上記のように、①どのようにしたらプロフィールに飛べるのか、②どんな情報が集まっているのかを伝えることで格段にプロフィール遷移率は上がります。
そして、2つ目が、「キャプションからの導線設置」は、同様のことをキャプションで実施してプロフィールへの遷移を促す方法です。キャプション内でタグを利用して、プロフィール遷移に繋げます。
事例;こまちメイク
青くなっているユーザーIDをクリックすることで、ユーザーはワンタップでプロフィールへ遷移できます。
ポイント5 : プロフィールを磨こう
最後のポイントは、「プロフィールを磨く」ことです。プロフィールに遷移したユーザーにフォローしてもらうために、プロフィールを最適化しましょう。
プロフィールで大事なことは、「どんな人かわかること」です。
要素としては、
- アイコン画像
- プロフィール文章
- ハイライト
- フィード投稿
- 世界観
があり、これらを洗練させることでフォロー率を格段にあげることできます。
上記の中でも、簡単に磨くことができるのは、プロフィール文章です。
プロフィール文章で意識すべきことは、
- どんなコンセプトのアカウントなのか
- 誰がどんな目的でやっているアカウントなのか
- どんな情報をどのくらいの頻度で発信しているのか
- フォローすることでどんなメリットがあるのか
- どのような権威性、専門性を持っているのか
をしっかりとプロフィール文章内で示すことです。
事例:あやうや| 同棲カップル
- 「どんなコンセプトのアカウントが」=同棲カップル
- 「誰がどんな目的で」=カップルが楽天サイトの遷移を目的に
- 「どんな情報をどのくらいの頻度で」=毎日暮らしの情報を
- 「フォローすることでどんなメリットが」=暮らしに役立つ情報が手に入る。
- 「どのような権威性、専門性」=美容好き、掃除得意のカップル(=詳しい)
という風に上記の点を意識したプロフィール設計になっています。
ユーザーが、フォローするメリットが一目でわかるので、反射的にユーザーはフォローしやすいのがポイントです。
まとめ
以上、インスタ広告でコスパよくフォロワーを獲得するポイントを5つ紹介させて頂きました。
このポイントをしっかり抑えて、皆さんもコスパ良くインスタグラム のフォロワーを獲得してくださいね。
※広告に限らず、フォロワーを増やす全般の方法を知りたい方は、以下の記事も併せてご覧になってみてください。