【WEB担当者必見】インスタ広告で成果を出すための基本のメンテナンス方法

インスタグラム

Instagram広告で成果をあげるには、運用開始後の日々のメンテナンスや改善が不可欠です。

今回は、運用担当者がよく迷う「どこを見て」「何をしたら」Instagram広告の成果が出るのか、という点をいくつかのポイントに関して解説していきます。

そうですね
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今回の記事は、インスタ広告を始めとしたSNS広告の運用を専門で行う合同会社Go-Riverさんに執筆してもらいました~🦀

本記事ではインスタ広告のメンテナンス方法や運用のポイントを重点的に解説していますが、基本のアカウントの作り込みやフォロワー獲得などを注力したい方、広告運用を通して成果を最大化したい方は「インスタ広告でコスパよくフォロワーを獲得する5つのポイント」の記事も是非併せてお読みになってみてくださいね(^^)

ポイント①各数値が何を表しているか理解しよう。

インスタグラム広告の管理画面を見ると、様々な数値が確認できます。

しかし、確認できる数値が多く、何をどの基準で見たら良いのか最初は非常に難しいです。

まず、以下の押さえておきたい数値をまとめましたので、それぞれが何を表しているのか一読してください。

・CPM

CPMとは、「Cost Per Mile」の略で広告が1000回表示されるのにいくら費用がかかったのかを指します。

CPMは以下の計算式で求められます。

CPM=広告の掲載にかかった費用÷インプレッション数(広告の表示回数)×1000

例えば、20万円の費用を使って200万回表示できた場合は、CPMは100円になります。

インスタグラム広告の平均CPMは、他の広告媒体よりも少し割高と言われており、1000回あたり500〜1000円となっています。自分が出稿している広告と比較して、CPMは高いのか低いのかを確認してみてください。

・CPC

CPCとは「Cost Per Click」の略で、日本語では「クリック単価」と訳されており、ユーザーに広告を一回クリックさせるのにいくら費用がかかったのかを指します。

インスタグラム広告の平均CPCは、40円〜100円と言われており、自分が出稿している広告がこれより極端に高い場合は、ターゲットの調整やクリエイティブの差し替えなどの改善が必要になってきます。

・CTR

CTRとは「Click Through Rate」の略で、広告が表示された回数のうち、どのくらいクリックされたのかを示す割合のことを指します。

インスタ広告の平均クリック率は1.61%です。

・CPA

CPAとは「Cost Per Actiion」の略で、日本語では「顧客獲得単価」と訳され、1件のコンバージョンを獲得するためにどれくらいの広告費用がかかったのかを表す指標となっています。

基本的にweb広告においてCPAは最重要指標で、最適なCPAで最適な顧客を獲得できるように注力することが運用では重要になります。

どのように改善を行いコンバージョンを最大化すれば良いのかに関しては、下で解説します。

・CVR

CVRとは「Conversion Rate」の略で、広告をクリックしたユーザーのうち、どれくらいの人がコンバージョンに至ったかを表します。

インスタ広告の平均CVR率は9.21%と言われており、他の広告媒体よりもかなり高い数値を誇っています。

引用元 Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry

コンバージョンを最大化するためには?

インスタグラム広告を運用する上で重要な指標は、「コンバージョン数/CPA」です。

コンバージョンを最大化し、広告費用の効果を最大化するにはどのポイントを改善していったら良いかを解説していきます。

ポイント②キャンペーン目的を再確認しよう。

広告作成前に、以下のようなページで広告の目標を設定したと思います。この目標設定が合っているのかをまずは再確認しましょう。

インスタグラム広告は、この目標に合わせて自動で最適化がかかるシステムになってます。この目的が異なっていると、うまく最適化がかからず、広告数値が不安定になったり、異常値が出たりします。運用しているキャンペーンに正しい目的が設定されているか確認してみてください。

ポイント③コンバージョンポイントが適切か再確認しよう。

次にコンバージョンポイントが適切かを確認しましょう。

インスタ広告は、キャンペーンの目的以外にもコンバージョンポイントに最適化がかかるため、コンバージョンポイントを間違えていると、不安定な運用になります。

例えば、本来自社のホームページで問い合わせをしてくれるユーザーを多く集めたいと思い、問い合わせに最適化をかかるようにしたいと考えていたのにも関わらず、ホームページのページビューにコンバージョンポイントを置いてしまった場合、ページビューに最適化がかかり、問い合わせしてくれるユーザーではなくホームページを見てくれるユーザーが集まってしまいます。

そんな場合は、もう一度コンバージョンポイントが合っているか再度確認してみてくださいね!

ポイント④ターゲット設定が適切か再確認しよう。

ターゲット設定が最適かどうか再確認しましょう。広告配信時に以下の項目でターゲット設定をしていると思います。必要以上にターゲット範囲を絞ってしまうと、コンバージョンするユーザーの質は上がる一方で、配信オーディエンスが減ってしまうことからコンバージョン数の減少やCPAの高騰が起こりやすくなります。

コンバージョンの最適化をしっかりと設定していれば、獲得しやすいユーザーに配信が行われるため、配信オーディエンスを広めても成果が落ちることは無いので、適切なターゲット範囲に再設定しましょう。

ポイント⑤広告セットの作り方が適切か再確認しよう。

興味関心やターゲット別に広告セットを分けたくなると思いますが、分けすぎても、あまり良い成果が出ない場合があります。

理由として、「コンバージョン最適化に必要なコンバージョン数は週50件以上」とされているためです。

例えば、広告セットを4つに分け、各セットごとに週20件ずつコンバージョンが取れたとします。

この場合、どのセットにも最適化が完全にかからず、広告効果を最大化することはできません。

しかし、仮にこの4つのセットを統合することで週50件以上を超えるため、最適化できるようになります。

このように本来のコンバージョンの最適が発揮されないパターンもあるので、できるだけセットを分散させすぎないように注意しましょう。

ポイント⑥ 定期的なクリエイティブの入れ替えや広告の停止をしよう。

同じ広告バナーを使い続けていると、徐々にクリック率が低下し、CPAは高騰していきます。

配信開始時は目標数値で取れていたとしても、2週間後にはCPCやCPAが2倍になっているといった具合です。

この原因は、配信したバナーや動画は、何度も繰り返しユーザーに表示されることでユーザー見慣れてしまい、飽きられてスルーされてしまうことで起こります。

まず、CPAの高騰やクリック率の低下が起こり、無駄な広告費が消化されてしまう前に、管理画面を定期的に見て、停止する癖をつけましょう。

また、バナー広告は常に新鮮さを保っておかなければ成果を出し続けることは難しいため、定期的なクリエイティブの入れ替えをするようにしましょう。

クリック数を最大化するためには?

最後に、コンバージョン数に並ぶ、インスタグラム広告を運用する上で重要な指標は、「クリック数」です。

クリック数が多いほど、ユーザー獲得できる確率が上がります。クリック数を拡大するにはどの点に注目すべきかを解説していきます。

ポイント⑦広告の品質を最大化させよう。

インスタグラム広告では、「広告の品質」も重要となってきます。

広告ポリシーに反する広告を作成すると、「低品質」な広告として判断されてしまい、CPMの高騰や配信制限を受け、クリック数やコンバージョン数の低下に繋がります。

広告を掲載する上で重要なポイントを以下にまとめましたので、注意してクリエイティブの作成と掲載を行うことで、広告の品質を最大化しましょう。

①エンゲージメントペイを避ける

これはインスタグラム内で投稿を運用する際に注意すべき点です。エンゲージメントペイとは、人為的にリーチを増やす目的で、いいねやコメントを促す施策のことを言います。

例えば、「〇〇が好きな人はいいねしてください」といった投稿や「フォロー&いいねでプレゼント!」のようなプレゼントキャンペーンはインスタグラム上では許可されていないため、表示回数が落ちる可能性があります。

②画像内テキストを20%以内に収める

Facebookの調査結果では、画像内テキストを20%以内で収めるとパフォーマンスが高くなることがわかっています。

メッセージを端的に短いテキストで伝わるようにすると効果が上がりやすいので、画像に使う文字の量はできるだけ少なくするようにしましょう。

③存在しない機能があるように見える画像を使用しない

動画の再生ボタンや存在しないチェックボックスなどをクリエイティブに含めることは禁止されており、使用している広告は審査に通らないか、通ったとしても効果は見込めません。

できるだけ再生ボタンや矢印はクリエイティブに使わないようにしましょう。

ポイント⑧配信場所が適切か再確認しよう。

最後に配信場所が適切かどうかを再確認しましょう。

インスタグラム広告では、インスタグラムの他にFacebookに配信することもできます。

自社商品にあった媒体に予算を使って配信した方が高い費用対効果を得ることができるので、どの媒体が適切かを考えて調整してみてください。

例えば、Z世代向けの商品を広告で配信する場合FacebookとInstagram同時に配信するよりも、Instagramのみ絞って配信した方が高い費用対効果が得られることが想定されます。(Z世代はFacebookをほとんど使わず、利用率が下がっている一方で、インスタグラムは年々増加傾向にあるため)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はインスタをはじめとしたSNS広告の運用を行っている私が実践している基本のメンテナンス方法についてご紹介いたしました(^^)

広告を出稿して漠然と運用するのではなく、ここで紹介したような定期的なメンテナンスや調整方法を皆さんもぜひ実践してみてください。

インスタ広告の成果を最大化できるようにしていきましょう!!

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