ネット集客方法として今注目されている動画マーケティングですが、実際にYoutubeチャンネルを開設したはいいけれど、なかなかチャンネル登録者数が伸びなかったり、再生数がのびず、集客や売上につなげられていないという企業は多いと思います。
本記事では、そんな動画マーケティングに悩む企業様向けに、Youtube活用が上手い企業の事例を元に、企業がどんな動画を発信していくべきなのか、どんな動画が集客や売上につながるのかなどについて詳しく解説いたします。
チャンネル登録者数は問題じゃない!
Youtube活用が上手い企業と聞くと「チャンネル登録者数が多い企業」「動画のクオリティが高い企業」と思いがちですが、違います。
確かにチャンネル登録者数が多いに越したことはありませんし、動画のクオリティは高いに越したことはありませんが、重要なのは配信する動画の中身です。
「動画の中身がいかにある特定の悩みを抱えた視聴者のためになるかどうか?」こそが企業の動画マーケティングに一番重要な要素なのです。
「視聴者の悩みに寄り添った内容」の事例として紹介したいのが茨城県の人工芝施工・販売業者のワイズヴェルデさんのこちらの動画です。
動画のクオリティもそれほどレベルが高い訳ではなく、かつチャンネル登録者数は137人です。
しかし、この動画の再生数は2万5,000回越えとなっており、かなりのバズりっぷりを見せています。
このように動画マーケティングというのはYoutubeチャンネル登録者数の多さや動画クオリティではないということがこの動画から分かっていただけると思います。
誰か1人の悩みの解決に寄り添う動画をアップしよう!
今回紹介したワイズヴェルデさんの動画はなぜバズったのか?
それは、人工芝の施工をDIYでやりたい人の悩みの解決に寄り添った動画だからです。
人工芝をDIYで行う人は年々増加傾向にあるものの、人工芝の施工はいわゆる職人技です。
そのため、DIYでやったとしても「なんかうまく人工芝が敷けない」「仕上がりがどうしてもうまくいかない」などの悩みが出てきます。
人工芝の施工をずっとやってきた職人さんからすれば、そんなDIYERに対して、「素人じゃ無理だって・・・素直に施工業者に頼んだ方がいいよ」と言いたくなる悩みかもしれません。
しかし、この動画では人工芝施工の手順や、施工のポイント、なぜこれをやるのか、までDIYの人の悩みに寄り添って丁寧に説明をされています。
視聴者のDIYERにとっては、人工芝の施工の手順やプロの人がどういう点に気をつけて人工芝を施工しているのか、などを詳しく説明してくれるので、非常にありがたい訳です。
またさらに実際の施工現場で撮影をされているので、DIYERとしては普段は見れないようなプロが人工芝を施工する現場を見ることができます。
このように、誰か一人の悩みの解決を寄り添う動画をアップしたというのが、この動画がバズった理由です。
企業の動画マーケティングは数じゃない。その業界のお客様の悩みを丁寧に解決していくリアリティのある動画を撮ること!
このワイズヴェルデさんの動画の例は、企業の動画マーケティングは「いかにチャンネル登録者数を集めるか?」という数の勝負ではないということを示しています。
チャンネル登録者数が少なかったとしても、しっかりとその業界のお客さんの悩みに丁寧に寄り添い、解決をしていく動画をいかにリアリティを持たせて作るか、が重要なのです。
例えば、分かり安い例で言えば、自動車教習所の動画マーケティングをするのであれば、実際に教習で教えるような動画を助手席から撮影しながら、教官が「こういった路面では〜こういう運転を心がけます」などのナレーションをつけて動画を作成するなどは、「免許は持っているが実際の道路での走行が難しい」と思っている人の悩みの解決につながりやすくなりますし、さらには「教官がこんな風に教えてくれるんだ」という教習所選びの参考材料にもなります。
このように、企業の動画マーケティングにとって大事なのは、数ではなく「いかにお客さんの悩みの解決につながる動画を作って発信するのかどうか」なのです。
それさえできれば、チャンネル登録者数が少なくても、必ず悩んでいる人に見ていただけるようになりますし、ワイズヴェルデさんのように動画がバズります。
ぜひこのワイズヴェルデさんの動画を参考に、自社の動画マーケティングのやり方やどういった動画を作るのかについてもう一度検討してみてはいかがでしょうか。