今回のSNS活用例は、2020年6月現在、コロナ禍でもエリア随一のキャスト数と居心地の良い空間で多くのお客さんの支持を集める神田・秋葉原エリアのキャバクラ、ルーズリュクスラウンジ。
キャバクラは比較的旧態然とした業界のためか、他の業界に比べてSNSマーケティングやデジタルマーケティングはそこまで広く浸透していない印象があります。
そんな中、キャバクラ店の集客(また、キャスト募集)において効果的なSNS運用を行うルーズリュクスラウンジに、インスタグラム活用のヒントが垣間見えました。
神田ルーズリュクスラウンジとは
東京、千葉に7店舗のキャバクラ店を運営するKEIYO PRODUCE社の系列店です。
KEIYO PRODUCEでは、神田ルーズリュクスラウンジ以外でも、
- 錦糸町 蓮(れん)
- 銀座ジラフ
- 西船橋ヴェルージュ
- 中目黒ラヴィエ
などの人気店を運営しており、エリアごとに全く異なる客層でありながらも、柔軟なコンセプトメイクとプロデュース力で幅広い顧客層から支持されています。
神田ルーズリュクスラウンジのインスタグラム
そんなルーズリュクスラウンジが運営するインスタグラムがこちら。

700人以上のフォロワーを集めるルーズリュクスラウンジのインスタ
インスタグラムのフォロワー数は700人を超えており、1投稿あたり30-40くらいのいいねが入っているため、エンゲージメント率は4-5%くらい。
何かとエンゲージメント率が重要視されるインスタグラム運用ですが、キャバクラのお客さんのニーズとしては、
- キャストの写真をチェックしたい
- お店の情報をチェックしたい
といったことがメインになるので、どちらかと言えばこっそり見たいというのがですよね。
必ずしもいいねを押してもらったり、コメントを入れてもらったりというKPIを意識する必要はないはずです。
こうしたケースの場合は、お客さんと双方向的なコミュニケーションが必須ではないため、あくまでフォロワーが最重要指標と考えて良いでしょう。
同店のインスタにおける工夫
さて、このルーズリュクスラウンジのインスタアカウントですが、良く見てみると投稿の1つ1つに様々な工夫が凝らされていることが分かります。
①複数個の投稿で1つの写真を完成させている

この女の子の写真は4つの投稿からできている。
これは面白いですね!
4つの写真を投稿し、キレイに1つの写真のように見せています。
つい全部の投稿を見てしまいそうなので、このワザは是非真似してみたいw
②巧みなハッシュタグ使い
こういった自然な投稿(オーガニック投稿)でも、ハッシュタグを巧みに操れば立派な集客ツールです。
企業のSNSマーケティングにおいては、自社顧客のニーズを貪欲に分析する姿勢や膨大なマーケティンデータを元にこうしたハッシュタグは決定されます。
- 顕在層(#キャバクラ #ポケパラ など)
- 潜在層(#ドンペリ #神田居酒屋)
という様にハッシュタグを使い分けるのはもちろん、
#お酒好きな人とつながりたい
のタグを用いることで幅広く様々な人とつながる気軽にフォローしやすい見せ方が出来ています。
キャバクラの集客手法も、今後はデジタルネイティブ世代を意識しよう
昔は
- ポケパラ
- ルライン
といったキャバクラ業界を代表する媒体に掲載すれば集客がなんとなく成り立っていたものの、今は物心ついたときからインターネットやSNSに触れているデジタルネイティブ世代が20歳を超え、そうした世代の人たちがキャバクラに行ける年齢になっています。
そんな中で生き残るためには様々な多様化、変化についていかなくてはなりません。
- SEO
- ローカルSEO(MEO)
などの検索エンジン集客はもちろん、SNSを起点とした集客チャネルを作っておくことは1つのツール(ポケパラなど)に依存しすぎない、つまりリスクヘッジの観点でもとても重要なのです。
コメント